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外壁塗装の今後の動き

たとえば、有機塩素化合物(殺虫剤)はしばしば脂質と結合しているので、適当な分留をほどこすことによって、あらかじめ脂質を除去しておく必要がある。
調査の対象としては、敢初は海水のみに注目していればよいが、やがては実際に、沈殿物中に汚染物質を捜さなければならぬ傾向が、ますます強まっている。 そのとき汚染物質は沈殿粒子に吸着されていたり、あるいは粒子に吸収されている水の中に見出されたりする。
同様の傾向は、汚染水域に生息している生物体内から汚染物質を検出・定雌しようとする場合にも見られる。 とくに汚染物質が食物連鎖に従って伝達されていく過程を調べる場合に、そうである。
生物検定は化学分析による定雄の代用と考えられる。 化学汚染物質を検出するためのきわめて敏感な方法として、単細胞藻類の光合成の活動停止を挙げておかなければならない。
たとえば鞭毛藻(プラシノ藻)類は一万分の一の濃度の有機塩素化合物によって光合成が妨げられる。 それとは別の種類の生物検定の例としては、種々の汚染環境にありふれて見られるアオサ属国員の緑藻類を利川する方法がある。
これは、あのアオサの表面の葉状体の部分を切り取って培養し、その成長が、環境に付加される汚染物質の性質と濃度とにどのように依存するかを調べるものである。 検定には動物が使用されることもある。

ホゥネンエビ屈告冒苫胃の小さい甲殻類は有機塩素化合物によって呼吸を止められるが、その現象は濃度が100分の一の程度にならないと現れないから、このような生物種は検定用として、あまり適当ではない。 鍛近、日本とフランスでは、ある種のウニの卵を手軽な汚染検出器として利用している。
つねに観測される効果は、恒常的な胞旺の形成と、外原腸形成である。 重金属の場合、毒性は水銀・銅・カドミウム・亜鉛(Np)・鉛(厚)・アルミニウム・ニッケル・鉄の順で減少している。
この方法が興味を引くのは、手軽で感度が良いというだけでなく、異なった種類のウニが同一の反応を示すことである。 それゆえ、異なった生殖周期を持つ種を順次に適用することによって、1年中の水質テストが可能である。
これらの実験はさしあたって生物検定以上の価値を持つものではない。 このようにして確かめられた生理的な変化を説明するには、種々の汚染物質がたとえば酵素のメカニズムとか、選択的浸透性のメカニズムとかに及ぼす作用を明らかにするために、さらに精密な実験を用意することが必要であろう。
岐後に、汚染物質が海水の物理化学的な特性に及ぼす、直接または間接の変化に関する研究を、見逃すわけにはいかない。 大雄の有機物の流入によって(とくに都市下水によって)影響を被る区域では、溶存酸素の濃度が減少する。
場合によっては完全に酸欠状態になることもあれば、硫化水素を発生して還元性の環境を作ることもあり、そのために水中の生物に対して重大な結果を引き起こす。 しかしここで強調しておきたいのは、海水中では淡水に比べると、BODの介在によって環境が有識化する現象は、はるかに珍しいということである。
にもかかわらず、塩水中でも激しい性質を帯びる場合があり、たとえばバルト海やベール湖などにその例が見られる。 汚染物質の性質が千差万別であるように、その分布の仕方もまた、定性的にも定餓的にもきわめて多種多様である。
汚染の濃度が最も高く、かつ多様性に富む区域は、沿岸付近、とくに人口密集地帯の近くである。 しかし多少とも岸から離れた地点で、また場合によっては外海(直接その場所に汚染物質がもたらされるわけではないとしても)や、深海でも、数多くの汚染物質が見出される。
化学汚染物質のあるものは生物によって選択的に吸収されて、確実に湛縮されることがある。 ある生物はとくにこうした経過を取りやすい。

たとえばマグロは食物連鎖の環の終着点になるので、多並の炭化水素と重金屈を波縮する。 ハドソン川(アメリカ合衆国)の河口に生息する捕食性の魚と烏は、炭化水素塩化物の残留分を標本一グラム当たり一ないし21マイクログラム〔一マイクログラムは100万分の一グラム〕含有していることが分かっているが、この並は水中で見出される濃度の10万倍の強さである。
食用に適さないほど多並の汚染物質を含んでいる魚も2種類見出される。 また、単にその水に「没る」だけで直接吸収されるような汚染物質も数多くある。
いま述べた事態は注意すべきものであるが、さしあたっては物理的な環境(海水と沈殿物)に問題を限定して考える方が贋明である。 生物体における濃縮の問題はきわめて複雑であり、よく知られていないことが多い。
それはある生化学的過程と関連があって、汚染物質の化学的性質をしばしば変えてしまう。 それゆえ、この問題は次索で論ずることにしたい。
ここでは一例として、陰イオン系洗剤〔53ページの訳注参照〕の時間的・空間的分布について述べることにしよう。 ここで引川する正確なデータと、そ」から引き出される教訓とは、他の汚染物質に対しても当てはまるに違いない。
マルセイユ地方で、都市下水が海に放出される排出口の沖合では、その表面における平均汲度は主として排出点からの距離の関数として変化することが観測されている。 陰イオン系洗剤の淡度は出口から数メートルの地点でリットル当たり数ミリグラム、数十メートルの地点で同じく約一ミリグラム、3キロメートルの地点で数十マイクログラムの値が、それぞれ検出されている。
これらの値は平均値に過ぎないので実際は時間によってかなり変動する。 事実、陰イオン系洗剤の淡度は(昔から洗濯日とされている)月曜日には他の暇晒川よりもずっと大きいが、木雁日は「閑散日」となっていることが認められる。
一時間ごとの変化も非常に重要である。 一例として、下水の出口からそれぞれ50メートルおよび500メートル離れた2つの点A、Bにおける正確な値(簡単化してはあるが)を上に示しておこう。

流体力学的な条件(とくに海流)の役割は重要である。 たとえば、下水口の西方に位置する地点では、西風が吹く(東向きの海流を引き起こす)か、東風が吹くかによって、濃度の割合は一から5(あるいはそれ以上)まで変動する。
東風が吹く場合には西向きの強い海流が形成されるので、北西地中海に一般的に存在している同じ向きの偏流をいっそう強める働きをする。 これに対して、凪の場合には濃度は空間的に一様に強くなる。
前記のデータは水面下50センチメートルの値である。 それより深いところでは陰イオン系洗剤の含有鑓は急激に減少し、ほとんどゼロになる。
しかし大波がある場合には、垂直方向にいくらか混じり合うため、15ないし20メートルの深さまで検知しうる程度の濃度増加が見られる。 それとは反対に、大凪の場合には、洗剤はごく薄い表層に密集し、そこでの濃度は表層下における濃度の10倍にも達する。
洗剤は沈殿物にも大曇に含まれており、それは水表面で見出される並に匹敵する。 一方、すぐ上膳の水中には洗剤はきわめてわずかしか存在せず、場合によっては全然見あたらないことさえある。
リオン湾〔フランス地中海沿岸の西半分を占める大湾〕では沿岸の50キロメートル以上にわたって、かなりの含有並の洗剤が見出されている。


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